【「きょうの介護ノート」創刊のご挨拶】
はじめまして。「EEFUL DB」編集部です。本コラム「きょうの介護ノート」では、介護業界に携わる皆さまに向けて、日々変わる制度や動向を1日1回整理し「いま何が起きているか」をパッとつかめる情報をお届けします。どうぞお付き合いください。
【きょうのピックアップ】
2026年8月からの高額療養費制度の見直しと、1月9日に通知された介護現場向けの新たな補助金について。医療費負担増への備えと、ロボット活用による業務効率化。制度の変化と現場の改善、二つの重要な視点をお届けします。
① 高額療養費、2026年8月より段階的に引き上げ決定
厚労省は、医療費の自己負担上限を2026年8月から引き上げる方針を固めました。2027年8月には所得区分を細分化し、高所得層の負担をさらに増やす計画で、計2,450億円の医療費削減を見込みます。一方で、長期療養者への配慮として「年間上限額」の新設や、一部区分の負担据え置きも盛り込まれました。これに対し患者団体からは、一部の配慮に感謝の声がある一方で、「上限額が十分に抑えられていない」といった懸念の声も上がっており、今後の具体的な運用が注目されます。
出典:高額療養費、上限額8月に引き上げ 見直し案を決定〈厚労省〉 - 福祉新聞Web
② 介護現場の「省力化」に新補助金。清掃・配膳ロボや給茶機も対象
厚生労働省は1月9日付で、中小企業庁の「省力化投資補助金(カタログ注文型)」に介護業を新たに対象として追加したと通知しました。これにより清掃ロボットや配膳ロボットなど、介護現場の業務効率化機器の導入費の一部を補助金で賄えるようになります。対象機器は他業種でも使われる汎用的なものも含まれ、3月には給茶機や再加熱機器なども対象に加わる予定です。補助対象は幅広く、登録カタログから機器を選んで申請を行う仕組みです。
出典: 介護現場の清掃・配膳ロボや給茶機の導入に新たな補助金 厚労省通知 幅広い事業者が対象:介護ニュースJoint
【きょうのEEFUL DBノート】
初回となる本日は、2026年夏に向けた「制度の変化」と、1月9日に通知された「現場への支援」という、二つの大きな動きを取り上げました。高額療養費については、長期療養者への配慮が盛り込まれた一方で、患者団体からは上限額の設定に対する慎重な意見も出ています。制度の見直しが利用者の生活にどのような影響を及ぼすか、今後の詳細を注視していく必要があります。同時に、新たに介護業が対象となった「省力化投資補助金」は、現場の環境改善に向けた具体的な選択肢となります。3月に追加予定の給茶機など、カタログに登録される機器を有効に活用し、業務の効率化とケアの質の向上を両立させていきたいですね。
