【きょうのピックアップ】
本日は、介護する側の「負担」に着目した2本です。一つは、アザラシ型ロボット「パロ」が介護者の負担感を軽減するという臨床試験の結果を伝える研究ニュース。もう一つは、介護する家族が一時的に介護から離れるための「レスパイトケア」について、具体的な活用法を解説した記事です。
①アザラシ型ロボット「パロ」が介護者の負担を軽減。世界初のエビデンスを東京都立大が発表
記事では、東京都立大学を中心とする研究グループが、アザラシ型ロボット「パロ」を活用した臨床試験の結果を発表したと報じられています。6か所のグループホームで認知症高齢者85人を対象に実施した試験で、週3回パロとのふれあい活動を行った群において、介護者の負担感が統計的に有意に改善したとのこと。専門職が常時介入しない「自律的交流モデル」での成果であることが注目点で、現場の業務量を増やさずに導入できる可能性が示唆されています。施設での活用にとどまらず、在宅ケアへの展開や家族介護者の負担軽減への波及も見込まれると紹介されています。
詳細は元記事をご参照ください。
出典:アザラシ型ロボット「パロ」が認知症高齢者の介護者の負担を軽減-東京都立大ほか(QLifePro)
②「介護がつらい」と感じたら。レスパイトケアで、介護する人が休む選択肢を
記事では、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが、レスパイトケアの種類と活用のポイントを解説しています。「レスパイト」とは「息抜き」や「小休止」を意味し、デイサービスの預かりサービス、ショートステイ、医療ケアが必要な場合のレスパイト入院など、状況に応じた選択肢があると紹介されています。利用の際はケアマネジャーや地域包括支援センターへの相談が出発点で、遅くとも2週間前には動き出すことが大切だとのこと。また、要介護者と一緒に旅行したい場合のバリアフリー対応施設の探し方や、旅行キャンセル保険の活用も提案されています。
詳細は元記事をご参照ください。
出典:「レスパイトケア」とは? 介護中でも旅行をあきらめなくていい、実施を考える前に知っておきたいこと(介護ポストセブン)
【きょうのEEFUL DBノート】
ロボットが介護者の負担を和らげ、制度が「休む選択肢」を用意している。それでも「自分が休んでいいのか」と感じてしまう介護者の方は少なくないのではないでしょうか。テクノロジーと制度の両面から「介護する人を支える」環境が整いつつある今、それを使うことへの罪悪感を手放すことも、長く介護を続けるための大切な一歩といえるのではないでしょうか。
▼ 現場での関わり方のヒントとして
