#15 1か月を振り返る——ここまで何ができるようになった? | 介護現場のAI仕事術
・難易度:★★
・所要時間:約10分
・使うツール:共通
1か月前と比べて、何が変わりましたか?
第1回で「長い文書を要約する」を試したとき、どんな気持ちでしたか。
「本当にこんなに簡単にできるの?」と驚いた方も多かったと思います。
あれから14回。
気づけばChatGPT・Claude・Gemini・Notta・NotebookLMと、5つのAIツールを使いこなしてきました。
今日は立ち止まって、この1か月で身についたことを整理しましょう。
できるようになったことを確認することは、次のステップへの自信になります。
この1か月で身についた14のスキル
文章を「整える」技術(第1回〜第5回)
#01 要約する
長い通知文書や資料を1分で読めるサイズに圧縮できる。情報量が多い行政文書も、ポイントだけ素早く把握できるようになった。
#02 話し言葉を整える
申し送りの走り書きや音声メモを、そのまま記録に使える文章にできる。書くことへの苦手意識が少し軽くなった方も多いはず。
#03 画像からテキストを取り出す
ホワイトボードや手書きメモを写真に撮るだけでテキスト化できる。「撮影→テキスト→記録」の流れが身についた。
#04 形式を指定する
「箇条書きで」「表形式で」「時系列で」と指定するだけで、使いやすい形に変換できる。同じ情報を複数の形式で出力する技も覚えた。
#05 トーンと読者を指定する
スタッフ向け・施設長向け・ご家族向けと、相手に合わせた文章を一つの情報から作れる。コミュニケーションの幅が広がった。
音声・画像を「活用する」技術(第6回〜第9回)
#06 音声を文字起こしして書類に加工する
録音した会議をNottaで文字起こしし、ChatGPTで議事録や申し送り文に加工できる。「録音して終わり」がなくなった。
#07 条件を渡して文書を自動生成する
必要な情報を箇条書きで渡すだけで、行事案内・通知文・スタッフ向けメモなど、定型文書の下書きが自動で作れる。
#08 画像をAIに読み込ませて文章を生成する
集計表や資料のスクリーンショットをChatGPTに渡すだけで、報告文や説明文の下書きが生成できる。
#09 写真をイラスト化してSNSで発信する
施設の写真を水彩風・ポップアート風・昭和レトロ風に変換して、肖像権に配慮しながらSNS発信ができる。
応用・発展の技術(第10回〜第14回)
#10 複数の記録でアセスメントの下書きを作る
複数回分のケース記録をClaudeに渡して、アセスメントの下書きを生成できる。記録業務の時間が大幅に短縮できる。
#11 介護あるあるを4コマ漫画にする
あるあるネタを一行書いてChatGPTに渡すだけで、SNSに使える4コマ漫画が生成できる。施設の発信を楽しく続けられる。
#12 個人情報を守りながらAIを使う
入力してはいけない情報、匿名化の方法、施設ルールとの付き合い方を整理できた。安心してAIを使い続けるための土台が整った。
#13 議事録からタスクリストを抽出する
会議の議事録を渡すだけで、担当者・期限・優先度つきのタスクリストが自動生成できる。第6回と組み合わせると会議からタスク管理まで一気に完結。
#14 NotebookLMで研修音声を作る
研修テキストを読み込ませるだけで、ポッドキャスト風の音声解説が自動生成できる。「聞いて学ぶ」研修の可能性が広がった。
使ったツールの整理
ツール | 主な用途 | 無料で使える? |
ChatGPT | 文章生成・整形・画像生成・タスク抽出 | ◎(一部制限あり) |
Claude | 長文処理・アセスメント下書き | ◎ |
Gemini | 画像からテキスト抽出 | ◎ |
Notta | 音声文字起こし | △(無料プランは画面コピーのみ) |
NotebookLM | 資料の音声化 | ◎ |
次の1か月に向けて
第2か月目では、これまで覚えた技術を「組み合わせる」ことがテーマになります。
たとえば:
・録音→文字起こし→タスク抽出を1つの流れで完結させる
・複数のAIを使い分けて、それぞれの得意分野を活かす
・施設の発信を定期的に自動化する
一つひとつの技術を覚えた今、それを繋げるともっと大きな時間短縮と品質向上が実現します。
きょうの10分
【きょうの10分】
この1か月で一番「使えた」と感じた回を一つ思い出してください。その技術を、今日の業務でもう一度使ってみましょう。
繰り返すことで、技術は習慣になります。
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