【きょうのピックアップ】
今日は、支援を届ける仕組みと、支援を受けとる側の視点についての2本です。一つは困難女性支援法の見直しに向けた市町村の役割をめぐる議論、もう一つは当事者研究を通じて自分自身の助け方を探る実践の記事です。
① 困難女性支援法見直しで市町村の役割明確に 厚労省検討会で都道府県が提案
記事では、困難な問題を抱える女性への支援をめぐり、市町村の役割を法律で明確にするよう都道府県側が厚生労働省の検討会で求めたと報じられています。一時保護した女性を生活保護や障害福祉サービスにつなげようとしても、市町村の協力が得られないケースがあるとのことです。現在、市町村における女性相談支援員の配置は努力義務にとどまり、配置率は市区で5割強、町村では1%程度とされています。介護や福祉の現場でも、複合的な課題を抱える女性利用者への対応において、自治体間の連携体制がどう整備されるか注視が必要です。
詳細は元記事をご参照ください。
出典:困難女性支援法見直しで市町村の役割明確に 厚労省検討会で都道府県が提案(福祉新聞)
② 自分の助け方を探る 当事者研究で「今日も順調」〈みづき会・千葉〉
記事では、千葉県の社会福祉法人が「当事者研究」を日常の支援に取り入れている取り組みが紹介されています。この研究は、自分の困りごとを仲間と一緒に探る対話の手法で、職員も利用者も任意で参加し、それぞれの体験を語り合うとのことです。法人では目標やスケジュールで利用者の暮らしを管理することをやめた結果、自傷行為がほぼなくなったといい、理事長は「問題は利用者本人ではなく、我々のやり方にあった」と振り返っています。競争や管理をそぎ落とす考え方が、職員の離職率低下にもつながったそうです。
詳細は元記事をご参照ください。
出典:自分の助け方を探る 当事者研究で「今日も順調」〈みづき会・千葉〉(福祉新聞)
【きょうのEEFUL DBノート】
「問題は利用者本人ではなく、我々のやり方にあった」という言葉が胸に残ります。支援がうまくいかないとき、つい相手や制度のせいにしたくなりますが、まず自分たちの関わり方を振り返ってみる。その姿勢こそが、支援の質を変える第一歩なのかもしれません。
▼ 現場での関わり方のヒントとして
「きょうの会話のタネ」も毎日更新しています。
