どうも!髭のケアマネです!

今回は新人ケアマネ向けコラムの【ケアプラン編】⑧ケアプランの中で使ってはいけない言葉に

ついて解説していきます。


【はじめに】

今回はケアプランの中で使っていけない言葉について解説をします。

これは法令で禁止されているとかではなく、「当り前よね」といった意味で使ってはいけない。使うまでもないという認識を持っていただければと思います。

私がケアプランで使わない言葉は以下になります。

・安心

・安全

・安楽

ではその理由を解説して行きます。


【安心】

まずこの3つの言葉の共通点からお話をしたいと思います。この3つの言葉の共通点は何かというと、すべてわれわれの生活で担保されている当たり前のことなのです。当たり前のことをケアプランに書くのはどうなのか。毎回疑問に思われる方もいらっしゃると思います。ただ我々にとって当たり前のことは利用者にとっても当たり前ということなので、そもそもこの言葉を使うというのは不適切だと言えます。

ではなぜ安心という言葉が不適説なのか。

まず我々の生活において安心は最低限担保されています。要は当たり前のこと。ケアプランはその先の課題にフォーカスをしなければなりません。

それでは安心という言葉を使用した不適切なプランの例をあげます。

「安心した生活を送ることができる」

「安心してショートステイに行くことができる」

安心とはどの程度何か。安心自体を測ることはできませんが、逆に安心ではない状況で生活を送ることは望ましくないし、その中でリハビリテーションなどに取り組むこと自体不適切と言えます。

そんな不適切なプランを改善するとこのような形になります。

「不安感など心理的不安なく、生活を送ることができる」

「ショートステイの利用を行うことで生活における不安感を払しょくし、自分らしい生活を送ることができる」

このように少し言葉を変えるだけで抽象的なプランから具体的プランに変わります。


【安全】

続いては安全という言葉についてです。なぜ安全という言葉が不適切なのか。

安心で解説した内容と基本は同じですが、我々の生活の中でも安全は担保されています。その中でわざわざ担保されていることをプランに入れるのかというところです。

それでは安全という言葉を使用した不適切なプランの例をあげます。

「安全に生活を送ることができる」

「安全に階段をのぼることができる」

安全とはどの程度何か。まずこの目標であれば1回でも安全に昇降ができたり、日常生活を目標期間内送ることができればすぐに目標が達成されてしまいます。ではこれらの目標を少し変えて適切なプランにしてみましょう。

「入院前と変わらない生活を送ることができる」

「自宅の階段を転倒、転落などなく自信を持って昇降することができる」

このように少し言葉を変えるだけで抽象的なプランから具体的プランに変わります。


【安楽】

続いては安楽という言葉についてです。なぜ安楽という言葉が不適切なのか。

安心・安全で解説した内容と基本は同じですが、我々の生活の中でも安楽は担保されています。その中でわざわざ担保されていることをプランに入れるのかというところです。


それでは安楽という言葉を使用した不適切なプランの例をあげます。

「安楽な姿勢で過ごす過ごすことができる」

「安楽に入浴することができる」

そもそも安楽とは身体的、精神的な痛みなく過ごすことができている状況。ストレスがなく過ごせている状況。では適切なプランにするとこのようなプランになります。

「福祉用具を使用し、身体の負担なく生活を送ることができる」

「他者の支援なく1人で入浴することができる」

このように少し言葉を変えるだけで抽象的なプランから具体的プランに変わります。


【明日からの1アクション】

安心・安全・安楽を使用せず、具体的なプランを作るように心がけましょう。

当たり前のプランではなく、個性が出るプランを


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筆者: 松本 悠暉(髭のケアマネ)

株式会社 大慎工業 介護事業部執行役員

TRADITIONAL CARE 代表
資格:主任介護支援専門員、介護福祉士

専門学校卒業後、地域密着型通所介護事業所にて介護職員、生活相談員、管理者を歴任。介護部門副統括として新規事業の立上げなどにも携わる。その後都内シニアマーケティング会社にてケアマネジャー兼SV職となり現場業務とマネジメント業務に携わる。現在は東京都北区にてケアプランはちまんの運営と管理者兼ケアマネジャーとして勤務。またフリーランスとして新規事業開発、講師、コミュニティ運営、メディア取材、SNS発信(髭のケアマネ)など新しいケアマネジャーの働き方を行なっている。