【きょうのピックアップ】

本日は、医療・介護の連携の中で「その人らしさ」を照らす取り組みと、地域の商店街がデイサービスへ出向き“買い物の楽しみ”を届ける試みを取り上げます。効率だけでは測れない、暮らしの充実を支える工夫が見えてきます。

① 音楽と在宅医療がつくる「明日を楽しみにする心」

在宅医として地域を走り回りながら、施設や被災地などで演奏活動も続ける医師と、それを支える主任ケアマネジャーの対話が紹介されています。病院では見えにくい“生活の様子”に丁寧に目を向けること、そして医療的な正しさだけで生活を制限しすぎないこと。本人の価値観を尊重しながら、最期までその人らしく過ごすための支え方が語られています。音楽は、症状の改善とは別の次元で「明日を楽しみにする心」をつくる助けになりうる――そんな視点が、現場の実感とも重なります。

出典:ピアニストのエリート医師と敏腕ケアマネが奏でる在宅ケア その人らしさを照らす医療と介護の旋律:介護ニュースJoint

② デイサービスに“出張販売”。買い物が生む会話と笑顔

福岡県の商店街有志が、デイサービス施設へ出向いて商品を販売する「出張がんばる市」の取り組みが紹介されています。果物や鮮魚、駄菓子などを並べ、利用者さんがスタッフと一緒に“ウインドーショッピング”を楽しむ様子も描かれています。買い物そのものの利便性に加えて、選ぶ時間、会話が生まれる時間、季節や家族の話題が自然に出てくる時間――そうした「暮らしの手触り」を取り戻す工夫として、現場にとっても示唆のある取り組みです。

出典:飯塚・東町商店街有志が「出張がんばる市」 デイサービスに出向き販売:筑豊経済新聞

【きょうのEEFUL DBノート】

今日の2件は、ケアの「正しさ」だけでは届きにくい、暮らしの彩りをどう守るかという問いでつながっています。音楽や買い物のような“ささやかな楽しみ”は、生活の場にいるからこそ支えられる価値でもあります。日々の支援の中で、こうした余白をどう残していけるか。連携と地域の工夫が、そのヒントになりそうです。