#16 複数のAIを使い分ける判断軸 | 介護現場のAI仕事術
・難易度:★★
・所要時間:約15分
・使うツール:ChatGPT・Claude・Gemini(比較して使う)
この1か月で、ChatGPT・Claude・Gemini・Notta・NotebookLMと5つのAIを使ってきました。
「それぞれ何が違うの?」
「結局どれを使えばいいの?」
そう感じている方も多いと思います。
今回は、3つの主要AIを介護現場の仕事に当てはめて整理します。
完璧に使い分ける必要はありません。
「このときはここ」という感覚を持つだけで、迷う時間がぐっと減ります。
3つのAIのキャラクターを知る
スマートフォンと同じように、AIにもそれぞれ得意なことがあります。
・ChatGPT 万能型。文章生成・画像生成・翻訳・計算まで何でもこなせる。迷ったらまずここ。
・Claude 読み込み型。長い文章や複数の記録をまとめて渡しても処理が得意。アセスメントや経過記録のまとめに向いている。
・Gemini 連携型。画像の読み取りとGoogle関連サービス(GmailやGoogleカレンダー)との連携が得意。
場面別の早見表
仕事の場面 | おすすめ | 理由 |
申し送りの下書き | ChatGPT | 短い文章の整形が速い |
ケア記録の修正 | ChatGPT | 話し言葉→書き言葉が得意 |
アセスメントの下書き | Claude | 複数回分の記録を一度に渡せる |
経過記録のまとめ | Claude | 長文の読み込みと要約が得意 |
ホワイトボードの文字起こし | Gemini | 写真から文字を読み取れる |
行事案内の作成 | ChatGPT | 定型文書の生成が早い |
研修資料の要約 | Claude | 長文PDFの要約に強い |
SNS用イラスト作成 | ChatGPT | DALL-E連携で画像生成できる |
最新の介護制度を調べる | Gemini | リアルタイム検索ができる |
※返答例はイメージです。実際の出力は毎回異なります。
Lv.1 同じプロンプトを3つに投げて違いを体感する
頭で理解するより、実際に試したほうが早く感覚がつかめます。
ChatGPT・Claude・Geminiの3つに、同じプロンプトを入力してみましょう。
「夜勤帯に転倒リスクの高い利用者への声かけ方法を3つ挙げてください。」
ChatGPTの返答イメージ(スクリーンショット):
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Claudeの返答イメージ(スクリーンショット):
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Geminiの返答イメージ(スクリーンショット):
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3つとも答えは似ていますが、返ってくる形が違います。使う場面や好みで選んで問題ありません。
Lv.2 長文・複数記録はClaudeを選ぶ
アセスメントや経過記録のまとめなど、大量のテキストを処理したいときはClaudeが向いています。
たとえば、1人の利用者の1か月分のケア記録をまとめて貼り付けて、こんなプロンプトを使います。
「以下のケア記録をもとに、ADLの変化と気になる点を200字以内でまとめてください。」
ChatGPTでも同じことはできますが、Claudeは長文の読み込みが安定しており、複数の記録を一度に渡しても要点を整理する精度が高い傾向があります。
【ヒント】Claudeで長文を処理するときは、記録を貼り付ける前に「以下に〇月分のケア記録を貼ります」と一言添えると、処理の精度が上がります。
Lv.3 迷ったときの3択フロー
「どれを使うか迷ったとき」のシンプルな判断フローです。
・文章や記録が長い・複数ある
→ Claude
・写真・画像を読み取りたい、最新情報を調べたい
→ Gemini
・それ以外(文章生成・整形・画像生成・翻訳など)
→ ChatGPT
最初はこの3択だけ覚えておけば十分です。
まとめ
・迷ったらChatGPT。何でもこなせる万能型
・長文・複数記録はClaude。読み込みの安定感がある
・写真・最新情報・Google連携はGemini
3つのAIを完璧に使い分ける必要はありません。「この場面ではここ」という感覚が少しずつ育ってくれば十分です。使いながら自分なりの判断軸を作っていきましょう。
【きょうの15分】
今日の業務で発生した記録や文書を一つ選んで、ChatGPT・Claude・Geminiの3つに同じプロンプトを投げてみてください。返ってくる形の違いを見るだけで、それぞれの「個性」が体感できます。
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