#41 連載を振り返る | 介護現場のAI仕事術
・難易度:★
・所要時間:約10分
・使うツール:なし(読み物)
「介護現場のAI仕事術」、全41回。
これで最終回です。
3か月間でやってきたこと
1か月目(第1〜13回):対話する
ChatGPTに話しかけることから始まりました。記録の下書き、研修資料、行事の企画、お便りの文章。「AIって、こんなことができるんだ」という気づきの連続でした。
「AIが間違えることがある」「個人情報を入力してはいけない」「出力をそのまま使わず確認する」。使いながら、大事なことも覚えました。
2か月目(第14〜27回):使いこなす
ChatGPTのカスタム指示で、毎回同じプロンプトを書かなくて済むようになりました。GPTsで施設専用AIを作り、チームで育てました。Makeで「フォームが入力されたら自動で通知する」仕組みを作り、AIが間に入って整形・提案まで出すところまで進みました。
3か月目(第28〜41回):自動化する
MakeにChatGPTを組み込み、Coworkでファイルを丸ごと処理し、AIエージェントという概念に辿り着きました。「AIが話しかけるのを待つ」から「AIが先回りして気づきを届ける」へ。
振り返って気づくこと
3か月前、ChatGPTに「申し送りをまとめてください」と入力したとき、どんな気持ちでしたか。
「本当に使えるのかな」「間違えたら困る」「自分には難しいかも」。そう思っていた方も多いはずです。
今はどうですか。
AIは道具です。使えば使うほど、使い方がわかってきます。うまくいかないことも出てきますが、それも経験です。「この使い方は合わなかった」という発見も、次に活きます。
介護現場でAIを使うということ
この連載を通じて、一つ伝えてきたことがあります。
AIは判断しない。人間が判断する。
記録の下書きを作るのはAIでも、「この内容でいいか」を確認するのは人間です。ヒヤリハット報告を整形するのはAIでも、「この事例をどう対処するか」を考えるのは人間です。
利用者さんのことを知っているのは、毎日関わっているスタッフです。AIにはわかりません。だからこそAIは「判断を助ける情報を先に整理して届ける」役割を担い、最終的な判断は人間が行う。この関係は、これからも変わりません。
これからの介護現場のAI活用
AIは今も進化し続けています。この連載を書いた後にも、新しいツールや機能が次々と登場しています。
でも、基本は変わりません。
まず使ってみる
間違いに気づいたら修正する
便利だと思ったら続ける
施設のルールに合わせて使う
新しいツールが出てきたときも、この連載で培った「AIとの付き合い方」は活きます。
読んでくださった方へ
全41回、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
「試してみました」「うまくいきました」「ここが難しかった」——現場の声が、この連載を作る一番の力になりました。
介護の現場は、毎日たくさんの人の生活を支えています。その現場でAIが少しでも役に立てば、それがこの連載を続けた意味です。
これからも、自分のペースで、使えるところから。
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